希望者のワクチン接種「10月半ばに終わる」河野担当相

産経新聞

 

河野太郎ワクチン担当相は13日のTBSテレビ番組で、希望する国民全員への新型コロナウイルスワクチンの接種完了時期について「極端なことを言えば、10月半ばには打ち終わる」との見通しを示した。今後1日120万回のペースで接種が続いた場合の想定で、現在1日140万回程度との見方も示した。

 

首相官邸が13日に公表した接種回数(12日時点)は約6200万回に上っている。今後も1日120万回のペースで打ち続ければ、13日から10月末までの111日間で計1億3320万回に上る。12日までの約6200万回を合わせると約1億9520万回(約9760万人分)となる。

 

接種対象の12歳以上の国民は約1億1500万人(2億3千万回分)だが、接種を希望しない人なども一定数いるため、10月末には希望者全員がほぼ打ち終わることになる。希望者が少なければ接種完了はさらに前倒しされる。

 

自治体の接種は政府の想定以上に加速し、希望量に供給が追い付かずに混乱も生じた。政府は1日120万回の接種ペースならば、これまでの未接種分や今後の輸入分で自治体への供給が順調に進むと見込んでいる。