東京株、一時500円超高 金融課税強化の先送り好感

時事通信

 

11日午前の東京株式市場は売り優勢の後、大幅高に転じた。岸田文雄首相が10日のテレビ番組で、自民党総裁選で掲げた金融所得課税の強化について「当面は触ることは考えていない」と述べたことが好感された。日経平均株価は一時、前週末終値からの上昇幅が500円を超えた。午前の終値は440円01銭高の2万8488円95銭。

 

市場関係者によると、朝方は割高感のある成長株が売りに押された。ただ、売り一巡後は首相発言が支えとなり「成長株が買い戻された」(中堅証券)という。