関西経済、4年度2・8%成長を 関経連会長

産経新聞

 

関西経済連合会の松本正義会長は5日、大阪市内で開催された年頭会見で、令和4年度の関西2府4県の経済成長率について「2・8%のプラス成長を何としても実現させたい」と述べ、新型コロナウイルス禍からの経済回復の継続に強い意欲を示した。

 

民間シンクタンクのアジア太平洋研究所(APIR)は昨年12月、4年度の関西の経済成長率を、3年度と同じ2・8%になると予想している。2年度はマイナス3・9%だった。

 

松本氏は新変異株「オミクロン株」の流行を踏まえ「もうひとつ(感染の)山を越えていかなくてはならない」としつつ、「これまで(コロナ対応で)学んできたことをいかし、経済界として2・8%成長に持っていかねばならない」と決意を述べた。そのために、関経連が掲げる成長戦略「関西ビジョン2030」の着実な実現が必要と訴えた。