JR川崎駅西口開発「KAWASAKI DELTA」が5月グランドオープン レストランとフィットネスジム誕生
鉄道チャンネル
JR東日本横浜支社がジェイアール東日本ビルディング(JEBL)、JR東日本スポーツのグループ2社と進めるJR川崎駅西口開発「KAWASAKI DELTA(カワサキデルタ)」で、「JR川崎タワー商業棟」が2021年5月にグランドオープンし、レストラン街やフィットネスジムが誕生する。1999年に決定済みの川崎市の川崎駅西口地区計画に基づくエリア再開発で、JR横浜支社は全社施策の沿線くらしづくりの一環として「住んで、働いて、訪れて良かったと感じられる街づくり」を目指す。
約1万2400平米の用地を再開発するKAWASAKI DELTAは、ビジネス、宿泊、商業の3つの機能を備えた複合型の街づくりを志向する。川崎が多摩川河口の三角州に発展したという成り立ちにちなんで命名した。開発対象の駅西側は、長くメーカー事業所(工場)があって商業施設やホテルが建ち並ぶ東側とにぎわいに差があったが、2006年に大型商業施設のラゾーナ川崎プラザが開業、東西格差は解消された。
KAWASAKI DELTAには「JR川崎タワーオフィス棟」(地上29階、地下2階)、「同商業棟」(地上5階、地下1階)、「ホテルメトロポリタン川崎」(地上16階)の3棟のビルと、中央広場の「デルタプラザ」が建設・整備される。2020年5月にはシティホテル仕様のメトロポリタン川崎が先行開業済みで、次いで2021年4月にオフィス棟が完成する。
商業棟は地下1階~1階が駐車場、2階がカフェ&レストラン、3~5階がフィットネス&スパのフロア構成。レストラン街にはカレー店、イタリア風食堂、てんぷら店などが並ぶ。3~5階は大型総合フィットネスジムで、プールやバイク(自転車)専用スタジオが設けられる。
引き続き2021年6月、オフィス棟に会議やテレワーク対応の「ステーションコンファレンス川崎」が開業予定。さらに、コンビニエンスストアや認可保育施設も入居する。