東京五輪・パラ組織委、選手向け「プレーブック」第2版を公表

スポニチ

 

東京五輪・パラリンピック組織委員会は28日、新たな新型コロナウイルス対策を盛り込んだプレーブック(ルールブック)第2版を公表し、国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)とともに記者ブリーフィングを行った。

 

海外選手は出国前96時間に2回のPCR検査を受け、それぞれの陰性証明書を提出。入国後は追跡アプリをダウンロードし、毎日の検査を義務付けた。また、行動範囲を宿泊地、練習場、競技会場に限定し、公共交通機関を利用せずに専用バスで移動することなども決めた。

 

IOCのエグゼクティブディレクター、クリストフ・デュビ氏は「このプレーブックに示されていることで、日本の皆さんが危険にさらされないと思う」と呼び掛けた。

 

大会前には第3版を作成する予定で、組織委のゲームズ・デリバリー・オフィサーの中村英正氏は「第2版を出発にして、どのように安全・安心な五輪を開催するのか、これからが正念場になる」と話した。