首相、8月中に宣言解除の新基準 ワクチン普及で方針

共同通信

 

菅義偉首相は30日の記者会見で、新型コロナ緊急事態宣言について、ワクチンの普及を踏まえた新たな解除の基準を8月中に示す考えを示した。「宣言の出口は接種状況や病床利用率など医療提供体制への負荷に着目した具体的な分析を進め、適切に判断する。8月いっぱい分析を行い、出口を分かりやすく考える必要がある」と述べた。

 

政府の感染対策に関し「コロナとの闘いのゴールは国民の命と健康を守ることだ。そのために必要なのは、地域で機能する医療体制の維持だ」と強調。感染者が急増しても重症者や死者が少ないとして「ワクチン接種の効果が顕著に表れている」と述べ、政策遂行に自信を示した。