オリンピック閉会式 パリへの招待を演出 東京から渡ったバトン

毎日新聞

 

東京オリンピックの閉会式が8日夜、国立競技場で行われた。

 

次回開催地であるパリからの映像が映し出され、フランス国歌「ラマルセイエーズ」が流れた。フランス国立管弦楽団が演奏し、フランス人宇宙飛行士のトマ・ペスケさんも最後の数音を奏でた。

 

さらに、フランス人アーティストのウッドキッドさんが作曲した音楽に合わせてオルセー美術館や、オペラ・ガルニエ、凱旋門、コンコルド広場などフランスの名所が映された。

 

エッフェル塔に2024年パリ五輪の巨大な旗が掲げられる様子も流れ、東京オリンピックに出場したフランスのメダリストたちが登場した。閉会式は次の五輪への幕開けでもある。東京からパリへ、バトンが渡ったことを想起させる演出だった。