ワクチン接種で日常回復を 21年度の経済財政白書

共同通信

 

西村康稔経済再生担当相は24日の閣議に2021年度の年次経済財政報告(経済財政白書)を提出した。新型コロナウイルス感染拡大から2年目の国内の経済動向を分析し、欧米主要国のようにワクチン接種証明などを活用して「感染対策と日常生活の回復を両立し、経済を回す次のステップ」を目指すよう訴えた。

 

経済の本格回復に向けては、サプライチェーン(供給網)の強靱化や成長産業への円滑な人材移動、事業再構築も重要だと指摘。供給網の強化に関しては、半導体不足などで自動車メーカーが減産を強いられる中、経済安全保障の観点からも早急な取り組みを求めた。