五輪見すえ“宣言”延長を調整 6月20日まで
FNNプライムオンライン
政府は、東京や大阪など9つの都道府県に出している緊急事態宣言について、5月31日の期限を、6月20日まで延長する方向で調整に入った。
政府内には、「多くの地域で宣言の効果は出てきている」という共通認識はある一方、「5月末での解除は早すぎる」という意見が大勢。 政府は、9都道府県への緊急事態宣言について、「対策の効果を、さらに引き出す必要がある」として、沖縄県の期限と同じ、6月20日まで延長する方向で調整に入った。
政府関係者は、「変異ウイルスによって感染減少に時間がかかっている。3週間の延長で、なんとか数が下がってくると思う」と説明している。
また、別の関係者は「7月23日の東京オリンピック開会式の1カ月前には、できれば宣言を解除しておきたい」と述べ、オリンピック開催を意識した延長だとの本音も聞かれる。
一方、政府内には、宣言が再延長されることで、「政府の言うことを誰も聞かなくなるのではないか」との懸念の声があるのも事実。