南海難波駅でAI管理型デジタルサイネージ実証実験 非接触型ディスプレー導入も
南海電鉄が7月7日、難波駅3階北改札口でAIを活用したデジタルサイネージの実証実験を始めた。(なんば経済新聞)
駅での案内サービスを充実させるためにAIを導入し、「乗り換え案内」「駅構内や駅周辺の案内」などを中心に、問い合わせに対して適切な回答ができているか検証する。導入するシステムはティファナ・ドットコム(東京都目黒区)が提供する「AIさくらさん」で、「乗換案内」「レストラン」「観光案内」「コインロッカー」などを案内する。ディスプレー非接触機能を搭載し、パネルに手をかざすと反応する。
実証実験の実施に当たり、近鉄・大阪難波駅にも設置している「AIさくらさん」と運行情報・沿線情報・道案内動画を使ったルート情報を連携する。両社の持つ情報を共有することで「難波エリア」の利便性向上を図る。
南海電鉄広報担当者の沖野沙帆さんは「お客さまのサービスに対する反応もヒアリングしながら、AIの有効な活用法を探っていきたい」と話す。