国産ワクチン、年6000万人分供給可能…塩野義製薬「年内には量産体制整う」
塩野義製薬の手代木功社長は29日、東京都内で読売新聞のインタビューに応じた。開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、予定している製造能力のままでも年間最大6000万人分の供給が可能になるとの見通しを明らかにした。
同社は岐阜県池田町に製造工場を建設中で、年内には完成し、量産体制が整う予定という。同社はこれまで年間の製造量を最大3000万人分と発表していたが、手代木社長は「これまでの研究の結果、1人分の投与量を想定の半分ほどに抑えられる可能性が出てきた」と説明した。