大学の研究チームが開発に成功 新型コロナウイルスを攻撃する新しい抗体
長崎大学や島根大学の研究グループが、新型コロナウイルスを攻撃する新しい抗体の開発に成功したことを発表しました。
新しい抗体を開発したのは、島根大学医学部の浦野 教授 や長崎大学のグループです。
浦野 教授 によりますと、マウスを使った実験で新型コロナウイルスに反応する14種類の新しい抗体を半年かけて開発。
このうち5種類の抗体については、新型コロナウイルスの細胞内への侵入を阻害し、感染を防ぐ効果があることが確認できたということです。 研究グループは5種類の新しい抗体の遺伝子配列について22日、特許を出願しました。
島根大学医学部 浦野 健 教授 「体の中に入れて投与することで、体の中で抗体を作らせて、ウイルスが細胞に感染しないようにする。ワクチンや治療薬の開発が国内でできるようなシステムを作っていくことが大事になる」
今後は人による実証実験を経て、抗体医薬や検査キットへの活用を目指したいとしています。
テレビ長崎