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東京オリンピック・パラリンピックで活動するおよそ8万人の大会ボランティアを対象にした役割別の研修が10日から始まりました。

 

東京大会では、「フィールドキャスト」と呼ばれる大会ボランティアとしておよそ8万人が競技会場などで活動する計画です。

10日からは、本番で担当するおよそ70に分かれた役割や競技ごとの研修が始まり、このうちドーピング検査の対象選手への通告や誘導などを行うボランティアの研修にはおよそ160人がオンラインで参加しました。

研修では、JADA=日本アンチドーピング機構の検査員が講師を務め、検査対象になった選手から常に目を離さずトイレには行かせないこと、18歳未満の選手は同伴者を立ち会わせる必要があることなどの注意点が説明され、参加者は動画を見て具体的な手順を学んでいました。

役割別の研修は大会直前の7月まで行われ、会場での実地研修も予定されています。

参加した宇都宮市の60歳の女性は「大会が延期になり、そのあとも開催されるのか不安だった。今後の変異ウイルスの広がりも不安だが、今はワクワクしていて、開幕を迎えられるのを楽しみにしている」と話していました。