空港「顔パス」搭乗実験始まる 成田と羽田で7月本格運用

共同通信

 

空港到着時に顔写真を登録すれば、旅券や搭乗券を提示しなくても顔認証技術で保安検査場や搭乗ゲートを「顔パス」できる仕組みの実証実験が13日、成田空港の国際線で始まった。羽田空港も同様のシステムを導入し、7月から両空港で本格運用する。

 

成田国際空港会社(NAA)によると、旅券などを何度も取り出す手間がなくなるほか、係員や機器との接触が減り、感染症対策にもつながる。成田では、全日本空輸と日本航空の一部路線で始め、順次拡大。羽田では国際線を運航する各社が対象となる。実証実験は実際の旅客ではなく、空港関係者で動作を確認する。