首都圏3県と大阪府に宣言検討 政府、30日にも決定へ
政府は28日、新型コロナ対応の特別措置法に基づく「まん延防止等重点措置」を適用している埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県と大阪府について、緊急事態宣言に切り替える方向で検討に入った。早ければ30日にも正式決定する方向だ。
複数の政府関係者が明らかにした。加藤勝信官房長官は28日の記者会見で、「(自治体から宣言の)要請が出されれば速やかに検討を行う」と述べた。
この日は宣言を出している東京で1日の新規感染者数が初めて3千人を超えて3177人を記録。神奈川も初めて1千人を超えて1051人となり、埼玉、千葉も過去最多を更新した。国内の新規感染者数は初の9千人超えとなるなど、感染力の強い変異株(デルタ株)が首都圏を中心に急速に広がっている。大阪府も、新規感染者数が2日連続で700人を超えた。