11月鉱工業生産、7.2%上昇 自動車急増で過去最大の上昇幅 経産省
経済産業省が28日発表した11月の鉱工業生産指数速報値(2015年=100、季節調整済み)は97.7と、前月比7.2%上昇した。
上昇は2カ月連続。上昇幅は現行基準となった2013年1月以降で最大となった。生産の基調判断は「足踏みをしている」から「持ち直しの動きが見られる」に上方修正した。引き上げは20年8月以来1年3カ月ぶり。
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた東南アジアからの部品の調達不足が一段と緩和され、自動車を中心に生産が大きく上向いたことが要因だ。