福岡市と福岡県がG7誘致に名乗り 2023年開催、市長らが表明
福岡市と福岡県は11日、2023年に日本で開かれる主要7カ国首脳会議(G7サミット)を誘致する方針を表明した。既に外務省に意向を伝え、12月下旬までに具体的な誘致計画をまとめる。
日本でのG7サミットは、16年の三重県・伊勢志摩地域以来。名古屋市も昨年12月の市議会で誘致の意向を示している。
高島宗一郎市長と服部誠太郎知事、九州経済連合会の倉富純男会長が11日午前、市内で共同記者会見を開いた。高島氏は「自然との調和など、福岡が発信できるものはたくさんある。皆さんの力を結集して成功させたい」と話した。メイン会場の候補地は「警備上の理由」として明かさなかった。
福岡市は19年の主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)誘致に名乗りを上げたが、要人向けの最高級ホテルが不足していたことが響き、大阪市で開催された。代わりに福岡市ではG20財務相・中央銀行総裁会議が開かれた。