コロナ治療薬、承認緩和へ 政府検討、早期使用実現

共同通信

 

厚生労働省は12日、新型コロナウイルス感染症拡大といった緊急時に、有効な治療薬やワクチンを迅速に使えるようにするため、薬事承認をしやすくする方向で検討に入った。今後まとめる新型コロナ対策の全体像に盛り込む考え。15日に政府の対策本部を開き、岸田文雄首相が、対策の骨格案を月内にも策定するよう関係閣僚に指示する。

 

政府関係者が明らかにした。対策の全体像にはワクチン接種や治療薬の開発のほか、コロナ患者用の病床や、医師・看護師らの確保策などが盛り込まれる見通し。

 

早期の治療薬使用を認める背景には、新型コロナワクチンの承認が欧米よりも遅れたことがある。